映画ネタバレと感想

映画【アド・アストラ】ネタバレあらすじ!海王星までの距離と心の距離。感想と評価も

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

宇宙を夢見た時代が終わり、より身近になった今だからこそ描かれる壮大なスペース・アクション超大作。

ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズの初共演が実現し、「ムーンライト」など最上級のクオリティを誇る作品を世に送り続け、ブラッド・ピットが率いるプランBがプロデュースを担当しております。

ここでは、映画「アド・アストラ」のあらすじを「ネタバレなし」、「ネタバレあり(結末まで)」のパートに分けてご紹介します。

後半では、感想レビューを書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

この記事のURLをコピーする
映画【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】ネタバレあらすじ!ハリウッドに愛をこめて・タランティーノ新作!感想レビューあり クエンティン・タランティーノ監督の9作目の監督作が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。 題名の訳としては...

映画【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】ネタバレあらすじ!ハリウッドに愛をこめて・タランティーノ新作!感想レビューあり



スポンサーリンク


【アド・アストラ】予備知識

「アド・アストラ」の予告動画

公開日(日本):2019年9月20日

監督:ジェームズ・グレイ

キャスト
ブラッド・ピット (ロイ・マクブライド)
トミー・リー・ジョーンズ(H.クリフォード・マクブライド)
ルース・ネッガ(ヘレン・ラントス)
リヴ・タイラー (イヴ)
ドナルド・サザーランド(トム・プルーイット大佐)

作品概要

今より少し先の未来。

ロイ・マクブライドは有人探査計画で行方不明になった父の背中を追うようにして宇宙飛行士になりました。

ある日ロイは、地球から遥か離れた海王星付近で父が生きていることを知らされます。

さらに父は地球を滅ぼしかねない計画に関わっているかもしれないと聞いたロイは、父を探しに宇宙へと飛び立つ――。

【アド・アストラ】あらすじ(ネタバレなし)

近い未来。

人類は地球外生命体との出会いを求め、宇宙開発を行っていました。

人類初の太陽系外有人探査計画、通称「リマ計画」の司令官であるH.クリフォード・マクブライドは、探索に出発してから16年後に行方不明となってしまっていました。

宇宙飛行士として最も多くの賞を受賞し、英雄とたたえられるクリフォードの背中を追うようにして、その息子ロイ・マクブライドは同じく宇宙飛行士となりました。

しかしクリフォードは、人々から英雄とたたえられる一方で、家庭をかえりみず、ロイは孤独を抱えたまま大人になります。

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

その孤独からロイは周りの人間と上辺だけの付き合いはできるものの、妻のイヴとは心の距離を埋めることが出来ず、離婚をしていました。

ある時、国際宇宙アンテナの製造のため高所での作業をしていたロイのチームは、巨大なサージ(電気嵐)に巻き込まれ墜落してしまいます。

しかし、妻が出て行ってしまった時も、サージに巻き込まれた時も、ロイの心理状態は常に正常を保っており、それは宇宙飛行士として非常に有能と称される能力のひとつでした。

ロイは助かるもののサージは地球各地を襲っており、人類は危機に面することになります。

ある日ロイは宇宙軍に呼び出され、機密任務を命じられます。

地球各地で起こっているサージは、クリフォードが関与している可能性が高く、それを食い止めてほしいというのです。

宇宙軍はクリフォードが海王星付近で生きているというのです。

ロイは火星からクリフォードにメッセージを送るべく、クリフォードの旧友であるトム・プルーイット大佐同行の元、経由地の月へ向かうことになります。

月は地球各地からの観光客でにぎわっていますが、一部の地区では資源を巡る争いが繰り広げられておりました。

特に火星への発射台までの道のりは無法地帯となっており、護衛がつくことになります。

しかし火星への発射台への道中、略奪者の襲撃を受け、護衛は死にトムは怪我を負ってしまいます。

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

仕方なくひとりで火星へのロケットに乗り込もうとするロイに、トムはある映像を渡し、宇宙軍はロイを信用していないことを話します。

宇宙軍はロイのメッセージ作戦が失敗した場合、格爆弾でクリフォードを始末するつもりであるというのです。

映像を確認するとクリフォードが映っています。

クリフォードは宇宙で生命体を追うことに夢中になるあまり、精神を病んでしまっているようです。

火星への道中、ロイ一行の船に別の探査船から救難信号が届きます。

ロイは自らの任務を優先すべく救難信号を無視するように指示しますが、任務の内容を説明できないロイに船長は救出の義務を優先します。

ロイと船長が救難信号を発する船に乗り込み、ふたてに分かれ捜索します。

船内を一周すると狂暴化した猿が船長に襲いかかっていました。

猿は船長の体を食いちぎり、ロイに襲いかかります。

ロイはなんとか猿を撃退しますが、船長の命を助けることは出来ませんでした。

以下、結末までのネタバレになります。ご注意ください。


スポンサーリンク


【アド・アストラ】あらすじ(ネタバレ)

火星に到着したロイを迎えたのは火星生まれのヘレン・ラントスでした。

ロイは宇宙軍が用意したメッセージをクリフォードに向けて発信しますが、なんの応答もありません。

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

そこで自らの思いを言葉にし、発信します。

映画館に連れて行ってくれたことが嬉しかったこと、もう一度会いたいということ。

すると交信室があわただしくなりますが、応答があったかについては何も教えてもらえません。

さらに、思い出を掘り起し精神状態を保つことができないと判断した宇宙軍は、ロイに地球に帰還するように命じます。

納得のいかないロイでしたが、なすすべもなく安息室で休んでいると、ヘレンがやってきます。

ヘレンの両親はクリフォードとともに生命体を探しに宇宙に旅立っていました。

しかし生命体を見つけることができないクリフォードはあきらめることをせず、より遠くへ探索する決意をします。

一方で故郷に帰りたいクルーたちは反乱を起こし、ヘレンの両親は命を落としていたのです。

そしてロイのメッセージはなんの成果もあげることができず、宇宙軍の命令でロイ以外のクルーたちはクリフォードの船を爆破するため海王星に飛び立とうとしていました。

ヘレンはロイになんとしてもクリフォードを止めるように託し、火星に飛び立とうとするロケットに秘密裏にロイを案内します。

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

ロイの侵入に気づいたクルーたちは宇宙軍の命令でロイを始末しようとしますが、戦闘で船に穴が開いてしまい、宇宙服を着ていなかったロイ以外の全員が死んでしまいます。

事故とはいえ父と同じ道を辿ろうとしているロイは、後悔と孤独を抱え、ひとり海王星を目指します。

海王星の近く、クリフォードの船まで到着したロイ。

船内に入ると、いくつもの死体が漂っています。

核爆弾の時限装置を起動しようとすると、ロイを呼ぶ声が聞こえます。

クリフォードでした。

「一緒に家に帰ろう」とロイは手を差し伸べますが、クリフォードは「ここが家だ」「地球には何もなく、生命体を見つけるためだけに家庭を捨てたのだ」と答えます。

それでもロイは「父さんのことが好きだと」説得し、時限装置を起動し帰りの船にクリフォードを連れて帰ろうとします。

しかし船から船に移動する最中、クリフォードは宇宙空間に残ることを選択します。

なんとか引き留めようとするロイでしたが、クリフォードは宇宙空間の彼方へ遠ざかっていってしまいました。

地球に戻ったロイは、これまでとらわれていたことを忘れ、身近な人々に心を委ねて生きていこうと決意します。

そしてロイの元には、扉を開け歩み寄ってくるイヴの姿がありました。



スポンサーリンク


【アド・アストラ】感想とレビュー

「宇宙に行く」ということだけで物語となるのは昔の話。

当たり前のようにとまではいかないものの「宇宙に行く」ということは、今や夢物語ではなく、それを描く物語は「サイエンス・フィクション」ではなく「サイエンス・ファクト」と言っても過言ではない時代となりました。

だからこそ本作では、宇宙までの道中ほとんどと言っていいほど物語がなく、あっけなく宇宙に到着します。

そして、月に場所を移しても人間は資源をめぐり争いを繰り広げています。

救難信号が発せられた船では、凶暴化したサルが人間を襲っています。

当たり前に宇宙に行ける時代となっても人間は争いをやめず、動物とわかり合うこともできず、未確認生物は探せど探せどどこにもいないのです。

それは、まさしく本作が現在からの地続きの物語であるということを体感させてくれます。

そして本作で何より大切なことは人と人との心の距離です。

地球から海王星までの距離はおよそ45億キロ。

同じようにロイとクリフォードの心の距離はとてつもなく離れています。

しかし、どちらか一方がその距離を埋めようとしたところで、もう一方が離れていけば延々にその距離は埋まることはありません。

それはロイとイヴや周りの身近な人々との関係にも同じことが言えます。

ロイはクリフォードの愚かさに気づき、考えを改めることで、イヴとこれからうまく関係を築いていく決意ができたのです。

まとめ

宇宙をより身近な存在だと思わせてくれる作品でした。

ブラッド・ピットの演技が素晴らしく、淡々と進んでいく物語の中でロイの感情が変化していく様子に心を打たれます。

この記事のURLをコピーする
映画【アス】ネタバレあらすじ!自分自身に襲われる恐怖。感想レビューも 2017年公開された「ゲット・アウト」でアカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピールが監督・脚本・製作を手がけるサプライズ・ス...

映画【アス】ネタバレあらすじ!自分自身に襲われる恐怖。感想レビューも



スポンサーリンク