映画ネタバレと感想

映画【AI崩壊】ネタバレあらすじ!AI”のぞみ”とは人類の敵か、それとも福音か…?!感想レビューも

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

「いつか…認可が下りて、苦しんでいる…たくさんの人を救う日が…来ますように」

2030年の日本、人に寄り添うことを目的にした医療AI「のぞみ」はさまざまな社会インフラと連携し、日常せ生活に欠かせないものになりましたが。

ある日、まるで反乱を起こすかのように暴走を始めました。

開発者の桐生浩介はまるでテロリストのように政府や警察から追われる身になってしまったのです。

ここでは、映画「AI崩壊」のあらすじを「ネタバレなし」、「ネタバレあり(結末まで)」のパートに分けてご紹介します。

後半では、感想レビューを書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

映画【ひとよ】ネタバレあらすじ!壊れてしまった家族の再生の物語。感想レビューも 子供たちを守るため。 2004年5月のある雨の夜、母は夫をその手で殺めたのです。 ___それから15年後の今、歪んで...

映画【ひとよ】ネタバレあらすじ!壊れてしまった家族の再生の物語。感想レビューも

この記事のURLをコピーする


スポンサーリンク


【AI崩壊】予備知識

「AI崩壊」の予告動画

公開日(日本):2020年1月31日㈮

監督:入江悠

キャスト
大沢たかお(桐生浩介):妻のために医療AI”のぞみ”を作り上げた科学者。

賀来賢人(西村悟):望の弟で、桐生の義弟。同じくAIの研究者で、のぞみを管理運営するためにHOPE社を設立した。

広瀬アリス(奥瀬久未):警視庁捜査一課の新人刑事。成り行きで合田とともに桐生を追うことになる。

岩田剛典(桜庭誠):警視庁の監理官として、サイバー犯罪対策課に於いて捜査AI”百眼”を構築し、桐生を追い詰める。

高島政宏(望月剣):桜庭の部下。サイバー犯罪対策課・係長。

芦名星(林原舞花):桜庭の部下。彼を妄信している。

玉城ティナ(飯田眞子):HOPE社のスタッフで、帰国した桐生や心のために働いていた。

黒田大輔(”のぞみ”管理エンジニア):千葉データセンターで”のぞみ”の監理をしていた。

毎熊克哉(記者):”のぞみ”を開発した桐生とAI対してに批判的な考えを持っていた。

余貴美子(田中英子):女性初の総理大臣。

田牧そら(桐生心):桐生と望の娘。母の死後、桐生とともにシンガポールに移り住んだ。

松嶋菜々子(桐生望):桐生の妻。AIを共同研究者だった。ガンで、娘を残して死去。

三浦友和(合田恭一):ベテラン刑事。奥澤とともに桐生を追った。

作品概要
そう遠くない近未来、2030年の日本では、少子高齢化の人材不足を補うために、医療AI”のぞみ”がさまざまな形で社会インフラと連携し、人々の生活に寄り添う形で存在していました。

それは、開発者の桐生が望んだ理想的なAIの在りようだったのです。

桐生はもともと妻のガン治療のために、創薬AIを構築しようとしていましたが、残念ながらそれは認可が間に合わず、望を救うことはできませんでした。

望の弟・悟の協力を得て大規模に成長した”のぞみ”でしたが。

それはある日、人知を超えた力を持って暴走を始めてしまったのです。

入江悠監督は「22年目の告白-私が殺人犯です-」や「太陽」などで独特の世界観を構築しており、今回もリアルさを追求するために、AI学会に入会してAIを学び、研究者の姿を見つめてきた、ということで、ある意味ファンタジーのような2030年のを緻密に構築していました。

【AI崩壊】あらすじ(ネタバレなし)

2023年。
今より少し先の未来。

桐生浩介は、妻の望とともに東北地方にある大学で最先端のAIの研究を進めていましたが、厚生労働省の認可の壁は厚く、なかなか思うように進まない研究に苦労していました。

望は、重度のがんに侵され、余命いくばくもない状態だったのです。

桐生が構築した創薬AIを用いれば、彼女の命を救える可能性はありましたが。

人間が作ったルールを守る、ということがAIのポリシーであり、国の認可が下りないシステムを使うことはできない、と桐生も望も考えていたのです。

望の弟の西村悟もそんな状況を憂えていましたが。

姉の希望を第一に考え、桐生をサポートしていたのです。

病床に伏した望は最後にAIを組み込んだタブレットを見つめて、消え入りそうな声で言いました。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

「いつか…認可が下りて、苦しんでいる…たくさんの人を救う日が…来ますように」

それは彼女の遺言であり、

彼女の忘れ形見である娘の心とともに生きるためのよすがになりました。

やがて、妻のもう一つの忘れ形見のような医療AI“のぞみ”は日本政府の認可が下り、大規模にネットワークを構築して日本のインフラにはなくてはならないシステムへと成長していったのです。

桐生は、その全てを悟に託して、娘を連れてシンガポールにわたりました。

それから7年の月日が流れたのです。

帰国、そして再会

“のぞみ”は医療AIとして日常生活の健康データや病院におけるカルテ、治療や投薬に関する情報の全てを集約して国内の病院の殆どを網羅しており、そこから始まって、日常生活にまつわる電気・ガス・水道に次ぐ規模のインフラとして大きく成長していました。

その開発者として総理大臣賞を贈ることになった、というメールが久々に悟るからもたらされ、桐生は心とともに日本に帰国したのです。

桐生から“のぞみ”を託された悟はHOPE社を立ち上げて国家規模のプロジェクトを推進し、今回、千葉に最新のデータセンターを建設し、ようやく稼働する運びとなっていたのです。

久々に戻ってきた日本では、AIに反対する勢力のデモが盛んにおこなわれており、不穏な空気があったのです。

悟は久々の再会と、幼い頃に可愛がっていた心の成長ぶりを喜んでいました。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

そして、苦労の末に完成させた“のぞみ”の新しいサーバールームへと二人を招いたのです。

地下深くに作られたその空間はまるで荘厳な神殿のよう。

真ん中に巨大な白いオブジェのようなデザインのサーバーを設置し、どんなテロにも屈しない最強のセキュリティがかけられていたのでした。

そんな中で、千葉データセンターのオープニングセレモニーで桐生がスピーチをしているときに、記者席から踊り出した連中がAI反対のシュプレヒコールを挙げて暴れました。

予想を超える苛烈な反対運動に驚く桐生でしたが。

そんな中で、やはり自分たちの研究に批判的な質問をしてきた記者から名刺を差し出されたのです。

先駆的な“のぞみ”だけでなく。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

現在は警察も捜査にAIのシステムを使用することを研究しており、その場には桐生をリスペクトすると言った監理官の桜庭が来ていました。

「“のぞみ”の技術を使わせてほしいという要請がありましたが」

悟の言葉に驚いた桐生でしたが。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

「断りましたよ。“のぞみ”は、人に寄り添うAIですからね」

何かが狂う時

セレモニーの後、桐生は総理大臣賞の授与式に向かう手はずになっていたのですが。

一緒に車に乗り込んだ心が「写真がない!」と言い出したのです。

それは晩年の望と、桐生と悟、そして心が海岸で楽しんだ穏やかな時間の最後の写真でした。

フレームに女の子らしいデコレーションを施したそれは、裏側に鏡が貼り付けてあり、いつも心が身近に置いていて、今回もお守りのようにリュックに入れて持ってきていたのです。

慌てて駆け出した彼女を悟たちに託して、桐生はHOPE社のスタッフ・飯田に伴われて自動運転の車で都内を目指しました。

それが、トラブルのスタートだったのです。

心がサーバールームに写真を探しに戻った時、突然アラームが作動しました。

“のぞみ”に異常が発生したのです。

エンジニアたちは懸命にその状況に対処しようとしましたが、まったく歯が立ちません。

その間にも状況が悪化し、心がただ一人サーバールームに取り残され、対テロレベルの厳重なセキュリティ・ロックがかかってしまい、防弾ガラスの向こう側にいる心は、急速に冷却されていく“のぞみ”の傍らで身動きもできなくなってしまったのです。

暴走する世界

“のぞみ”が暴走し始めたことで、医療現場は誤作動や緊急停止によって大混乱が生じ、街中を走っている自動運転の乗用車や交通機関はマヒ、そして交通事故が連鎖的に起こるなど、そのパニックは次第に全国規模になっていったのです。

なすすべもなくそれを見つめていた悟でしたが、事態に介入してきた桜庭たち警察官がその原因となる何かを見つけたのです。
“のぞみ”の暴走は、マルウェアの攻撃のため。

そして、それを発信している端末が特定され、サイバー犯罪対策課の手によって追跡・特定されたのです。

放たれた警察の小型ドローンが映し出したのは、渋滞に巻き込まれた車の中の桐生の姿でした。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

急行した警察の特殊部隊が拘束すると、桐生の鞄の中からは、桐生自身に覚えのない情報端末が出てきたのです。

逃亡劇の始まり

日本中が混乱する中で、“のぞみ”の暴走は沢山の悲劇を生み出していました。

“のぞみ”によって管理される医療機器が誤作動し、生命維持に支障をきたしたケースが多発しており、ペースメーカーもその一つでした。

桐生が会うはずだった、田中総理が閣議の席上で突然倒れ、急逝してしまったのです。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

拘束され、連行されようとしていた桐生は、その車列に暴走車が突っ込んできた混乱に乗じて逃走、テロリストの汚名を着せられながらも、彼は“のぞみ”の復旧と、心の救出のために一人で逃げることに決めたのです。

桜庭のターン

警察が大規模な捜査網を敷き始めた時、一つのシステムが初めて稼働しました。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

“百眼(ひゃくめ)”というそれは、専門家である桜庭が心血を注いで構築したAIによる操作システムです。

防犯カメラやドライブレコーダー、そして個人のスマホなど、ありとあらゆるデバイスをつないで連携を捕り、逃走する容疑者を追い詰めるというものでした。

過去の映像などのデータから“容疑者”の顔、体型、骨格、歩き方、行動パターンなどを収集し、逃走経路までを緻密に分析し、先回りして捜査員を配置するという、アリが這い出る隙も無い包囲網を作り上げるシステムなのです。

それはまさに、警察による違法な情報収取でした。

稼働し始めたばかりの百眼には、まだモデルになるデータの数が足りておらず、今まさに目の前で、桐生を追跡することで“学習”をし始めていたのです。

その頃。

“のぞみ”のディスプレイの中にさまざまな画像が流れ込んでいました。

戦争やテロ、病気や災害など。

そこにあふれる映像と、人の姿を一つひとつ、“のぞみ”はつぶさに学習していました。

“のぞみ”のベースにあるのは医療AIです。

人に寄り添うシステムを目指していたはずが。

“のぞみ”は今、人類の負の歴史を学ぼうとしていました。

使い方を間違えれば、“のぞみ”はそのまま大量殺戮が可能なシステムに転換されてしまうのです。

ようやく悟と連絡を取り合うことができた桐生は、暴走している“のぞみ”に変わる新しいプログラムを組むこと、そして今まさに低体温の状況に置かれて生命の危機にある心を助け出すために逃亡を続けたのです。

「螺旋の部屋」という言葉を残して。

海路を、北へ

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

警視庁捜査一課の新人女性刑事・奥瀬と、ベテラン所轄刑事の合田は百眼のシステムルームと捜査本部の伝令を命じられましたが。

合田は、桜庭のやり方とその状況の異様さに早々に抜け出して自分の勘を頼りに桐生を探していました。

公共交通機関は使えないとなると、桐生はその活路を海に求めるのではないかと考えたのです。

配布された資料の捜査情報から、桐生が研究のベースにしていた大学も、二番目に大きなHOPE社のデータセンターも、いずれも東北地方にありました。

合田は“一番速い”交通機関として貨物と旅客のフェリーを選んだのです。

懲罰ものだと悩む奥瀬に、合田は「セックスしているところを携帯電話で中継されたいか?」と問いました。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

桜庭がしていることは、まさにそういうことだったのです。

桐生は逃走途中で手に入れたデバイスで、懸命にプログラムを打っていました。

それをアップした時に繋げたネットワークから位置が特定されてしまったのです。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

まさに、それは合田らが乗り込んだフェリーの中でした。

ヘリで急行した警察の特殊部隊は、民間船の甲板で躊躇せず銃撃を行い、追い詰められた桐生は海へ身を投げたのです。

以下、結末までのネタバレになります。ご注意ください。


スポンサーリンク


【AI崩壊】あらすじ(ネタバレ)

繋がる命

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

冬の海に身を投げた桐生でしたが、奇跡的に漁船に引き上げられ、港に戻ることができました。

彼を引き上げた漁師は、桐生のことを知りながらも、その事情を察したこと、そして、彼自身の妻の闘病で“のぞみ”の世話になったことに恩義を感じて助けてくれた、というのです。

「近所の目があるからさっさと行ってくれ」

その彼が示してくれたのは、追跡されにくい旧式な車だったのです。

桐生がその車で目指したのは、かつて妻の望とともに研究していた大学でした。

今は廃校になってしまったそこは、資金不足から解体されることのなかった建物と、古い機材がそのまま放置されており、旧式のものではあっても、十分なスペックのサーバーと、“のぞみ”のプロトタイプともいうべきAIのデータが残されていたのです。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

そこに悟も合流し、二人で対策を練ることになりました。

しかし“のぞみ”を知り尽くした彼らは、外部からそのセキュリティを破ることの難しさを考え、内部の者にしかそれは不可能であろうという結論に達したのです。

そして、今の“のぞみ”の暴走は、人間の“命の選別”を始めたのだと気づいたのでした。

画面には数多くの個人データが表示され、そこには活かす人間と、そうでない人間の候補が残酷に選別されている様子が流れていました。

カウントダウンは、あと6時間。

それまでに、桐生は新たなプログラムを“のぞみ”に上書きしなければなりません。

限られた時間の中で、“のぞみ”にマルウェアを紛れ込ませた時期と、犯人を探るためにログデータを走らせ、その中で不正なものをチェックし始めたのです。

果たして___その可能性が高い人物の姿が監視カメラの画像に残されていました。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

それは、悟だったのです。

そこに合田と奥瀬が到着。

彼らは捜査資料の古い写真から、“螺旋の部屋”が、この大学の研究室にあったオブジェだと気づいていました。

しかし、特殊部隊も到着し、悟と桐生は威嚇射撃なしに狙われ、桐生を庇った悟は絶命、彼を残して逃走した桐生の車はがけ下に落下して爆発炎上してしまったのです。

撹乱

炎上した桐生の車には、本人は載っていませんでした。

彼は3Dホログラムを応用して自動運転の無人車両に自分が載っているかのように細工して特殊部隊を惹きつけたのでした。
そしてさらに、警察のデータをハッキングして全く無関係の人間に自分のデータを上書きして百眼による捜査を引っ掻き回して時間を稼ぎ、その間に千葉のデータセンターへと戻ることができたのです。

スタッフの協力を得て、のぞみの元へとやってきた桐生。

しかし、その行動は、むしろ桜庭にはお見通しでした。

桐生を尊敬していると言いながらも、桜庭自身も天才的なAIの研究者だったのです。

そして、以前悟に、百眼の開発のためにHOPE社に協力を求めていたという事実。

悟は、桜庭を信頼していました。

同業者として、そして警察の監理官として。

しかし、だからこそ桜庭の意図を読み切れず、彼の言うままに“のぞみ”のサーバーに検査用のソフトと言われてマルウェアを適用してしまったのです。

桐生は、“のぞみ”がマルウェアに侵された時の映像を解析していました。

犯人は巧妙に監視カメラの死角に潜みながら悟の作業を見守っていましたが。

反射したガラスの中の姿までは、気づけなかったのです。

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

大きなヴィジョンに映し出されたそれは、間違いようのない桜庭の姿でした。

暴露

警察の銃撃で瀕死の悟は、彼らを追ってきた合田に、犯人の名をいまわの際に言い残していたのです。

それも、桜庭でした。

逃れようのない事実に、桜庭は持論と、今回の動機を語り出しました。

少子高齢化で、日本はもう終わっている、と。

だから、生きる価値のないものを選別して何が悪いのか、とうそぶくのです。

“のぞみ”の擁する膨大な個人情報があれば、百眼に足りない学習を補い、日本中に完全な監視網を敷くことができる…かつて、桜庭は悟に協力を要請して断られており、合法的に“のぞみ”のデータを得るために、こんなに大掛かりなテロを起こしたのです。

さらに、その百眼を使った監視社会のシステムを強力に推し進めていた副総理が、田中総理の死によって総理臨時代行を務めています。

副総理と桜庭はその志を同じくしており、“のぞみ”を暴走させることで利害の一致をみていたのです。

桜庭は、部下たちによってその場にいたものを射殺させようとしていましたが。

桐生はこの一連の桜庭の様子を全世界に向けて中継していたのです。

逃走している間に、オープニングセレモニーで彼に批判的な態度をとっていたジャーナリストの名刺の連絡先に協力を求める旨を伝え、その力を借りていたのです。

合田らによって桜庭は取り押さえられ、一つの危機は去りました。

“のぞみ”と、望

今なお暴走を続ける“のぞみ”のサーバーの足元に、心は倒れていました。

その手には探し求めていた写真が。

このサーバールームを見学していた時に落としたものを、心は見つけ出していたのです。

シェードに覆われて外部から何をしても一切受け付けない状態の“のぞみ”に、プロジェクターでプログラムのログを流して見せ、理解させることはできないか、と桐生は考えていました。

彼は懸命に心に呼びかけました。

投影されたプログラムを、その写真の裏側にある鏡で反射させ、“のぞみ”のカメラに映してほしい、と。

それはシンガポールの海岸でいつか桐生がしてみせた遊びの記憶と結びつき、心は冷え切った手で懸命に鏡を傾け、ログの文字をカメラに向けました。

力尽きてその手の力が抜けた時。

鏡は裏返り、桐生と望、そして悟も一緒に映った、家族の写真が現れたのです。

“のぞみ”はほんの一瞬垣間見えた修正プログラムのログによって暴走を止め、本来のあるべき姿に戻るべく、コアブーストモードによって再起動されました。

そのとき、“のぞみ”の中にあったのは、タブレット越しに“自分”をみつめ、語りかけていた望の最後の姿と言葉です。

「いつか…認可が下りて、苦しんでいる…たくさんの人を救う日が…来ますように」

タイムリミットまであとわずかというところで“のぞみ”は踏みとどまり、セキュリティを解除したことで心は助け出されたのです。

AIの未来

事件が終息し、冬が終わって、桜が咲く季節がやってきました。

桐生と心は悟の墓を訪れていたのです。

送り届けてくれた合田は定年退職したばかり。

彼が懲戒を恐れずにフットワーク軽く動けた理由もそこにあったのです。

そしてそこにはもう一人、力を貸してくれた記者の姿がありました。

「桐生さん、こんな事件があっても、AIは人間をしあわせにすると思いますか?」

即答はしませんでしたが。

桐生の中にあった答えは、その質問をこう言いかえることでした。

「親は、子供をしあわせにできますか」

望と、悟が命がけで生み出し、そして守り抜いた“のぞみ”。

それは、ただの機械ではなく「人に寄り添う」ためにこそ、在るのです。



スポンサーリンク


【AI崩壊】感想とレビュー

大沢たかおさん、もともと体格のいいひとでしたが。

これ、恐らく「キングダム」の後に撮影されたはず。

スーツの内側、筋肉凄いことになってます。

いや、あれ、太ったんじゃなくて、店にある赤身肉を毎日毎日食べ尽くして筋トレした結果の名残ですよ。

今回海辺で足や腕がさらされてるシーンがありますが。

まず、その筋肉の密度が凄い。

首も太くて、以前の彼のプロポーションとは明らかに違うのです。

それもあってか、声に艶があってとてもイイ!

もやしっ子のような科学者ではすぐに敵の手に落ちてしまうことでしょうが(笑)。

彼のファイティングスピリッツは素晴らしかったです。

さらに。


あー、うん、解りみがあり過ぎる感じ。

私、賀来賢人君の作品でこれが一番いいお芝居して、カッコよかった、と思いました。

彼自身が暴走してとんでもないことするっていうキャラが多いので、一歩引いてそこから見守ってる、っていう感じがとても良かったです。


ティナちゃん、ビジュアルよりもう少しお姉さんなキャラで、心への優しさがにじみ出ていて素敵でした。。

アンドロイドみたいな雰囲気という前評判でしたが、くるくる変わる表情がとてもチャーミング!


彼にこそ、幸せになって欲しかったな…と改めて思います。
家族を作って、自身の人生も追及してほしかったんだなぁ、と。


そうそう、これ、ちょっと私も引っかかった。

昭和がわかる人ならきっと伝わる!

そして、田中総理役の余貴美子さんは「シンゴジラ」の花森防衛大臣からご出世なさってましたね(笑)。

岸副総理役は酒向芳さん。

「検察側の罪人」では怪し過ぎて正視できない男を演じていた方です。


ジャーナリスト役の毎熊さん。

最近いろいろなところでお見掛けするようになって嬉しいです。

眼光鋭くて、最初は桐生に批判的でしたが、もともとのベースにあるのは社会に対する怒りや、フラットな正義感。

“のぞみ”の管理者として奮闘していたのが黒田大輔さん。

彼は「シンゴジラ」でも怪演してます(笑)。

それにしても、オールスターキャストと言っても良いレベルです。

さらりと凄い人が画面の端っこにいたりするので、気を抜いている暇がありません。


桜庭の正体が知れるところで、その背後にいらしてびっくりしました。

黒スーツの警察官。

「空飛ぶ広報室」小暮班長とか、「逃げるは恥だが役に立つ」で、星野源さんがみくりちゃんを連れて行ったレストランの支配人とか。さらりといろんな人に化けて周囲に溶け込むので、カメレオンみたい(笑)。

とりあえず、一回見て。

ネタ晴らししといてアレですけど、予備知識無いほうが楽しめる映画です。

ジェットコースターみたいな展開がいっぱいあるし、イケメンさん沢山いらっしゃるし、バイプレーヤー凄いし!
入江監督、ご馳走様でした!な一本でした。

まとめ

大沢たかおさんと松嶋菜々子さん。
今回で5回めの共演だったそうです。


これの二話目が大沢たかおさんとの共演作。

なんというか、望と桐生のシーンは、お二人の間にある素敵なパートナーシップが滲み出る素敵な空気がながれていたなぁ、と。

近未来なのですが、もうすでにこれに近い状態にはなりつつあるなぁと思うと、じわっと怖い。

もう少しエンタメ性が高くなるとアニメの「サマー・ウォーズ」にもOZというシステムが出てくるし、割と、絵空事ではなく、怖いテーマです。

こうした社会インフラは、なんでも統一すりゃいいってもんじゃなくて。

「危険分散」ていう発想大事だよなぁ、と思うのですよ。

今でいうと、iPhoneと、アンドロイドがわかれてるっていう感じかな。

ひとつダウンすると総崩れになるじゃなくて、相互に補い合うくらいでちょうどよいのでは、と。

もちろん娯楽作品なんですが。

少子高齢化への危機感とか。

老人の運転する車の危険性とか。

眼をそむけたくなることを突き付けてくる作品です。

まぁ、観て。
結構イイよ?

映画【ラストレター】ネタバレあらすじ!人生を変えた恋と手紙の物語…感想レビューも 「君にまだ ずっと 恋してるって言ったら 信じますか?」 突然の姉の死と、思いがけない初恋の人との再会。 20数...

映画【ラストレター】ネタバレあらすじ!人生を変えた恋と手紙の物語…感想レビューも



スポンサーリンク


◆映画を無料で視聴する方法(作品名あいうえお順)