映画ネタバレと感想

映画【ハンターキラー 潜航せよ】ネタバレあらすじ「ジェラルド・バトラーの緻密な頭脳戦」感想評価も

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

誰もが思い浮かべる“潜水艦”映画「レッドオクトーバーを追え!」の制作から約30年。

そういえば、久しく“潜水艦モノ”を見ていなかったなぁ、と思っていました。

2002年の「K-19」以来?と思って調べてみたら、最近はそのリアルな潜水艦のテクノロジーが急速に発展し、また軍事機密の壁に阻まれ、エンタティメントとして扱うのが難しくなった、というのが実情のようです。

本作「ハンターキラー」は原作のブレインとして原子力潜水艦の元艦長が協力していたとのこと。

なるほど、現代の最新鋭ともいえる原子力潜水艦を運用する迫力ある戦闘シーンや、観る側もじっと息を殺して手を握り締めるような潜水艦ならではの“沈黙”を丹念に描いていられたわけだ、と納得の力作でした。

ここでは、映画「ハンターキラー 潜航せよ」のあらすじを「ネタバレなし」、「ネタバレあり(結末まで)」のパートに分けてご紹介します。

後半では、感想レビューを書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

映画【空母いぶき】ネタバレあらすじ「秋津(西島秀俊)が目指す日本の未来」感想評価も 近未来の日本。 もしかしたら、こんな日が現実になるのかもしれない。 この30数年、リアルを追求したベストセラーコミックを...

映画【空母いぶき】ネタバレあらすじ「秋津(西島秀俊)が目指す日本の未来」感想評価も



スポンサーリンク


【ハンターキラー 潜航せよ】予備知識

「ハンターキラー 潜航せよ」の予告動画


公開日(日本):2019年4月12日

監督:ドノバン・マーシュ

キャスト
ジェラルド・バトラー(ジョー・グラス:USS潜水艦アーカンソー艦長)
ゲイリー・オールドマン(チャールズ・ドネガン:アメリカ統合参謀本部議長)
コモン(ジョン・フィスク:海軍少将)
リンダ・カーデリーニ(ジェイン・ノルクィスト:国務省職員)
キャロライン・グッドール(アイリーン・ドーヴァー:アメリカ大統領)
トビー・スティーブンス(ビル・ビーマン:特殊部隊シールズ隊長)

ミカエル・ニクヴィスト(セルゲイ・アンドロポフ: ロシア、潜水艦艦長)
アレクサンドル・ディアチェンコ(ザカリン: ロシア大統領)
ミハイル・ゴア(ドミトリー・ドゥロフ: ロシア国防大臣)

作品概要
久々に、潜水艦モノの超大作キター!という感じです。

誰もが思い浮かべる“潜水艦”映画「レッドオクトーバーを追え!」の制作から約30年。

最近は、リアルな潜水艦のテクノロジーが急速に発展し、また軍事機密の壁に阻まれ、エンタティメントとして扱うのが難しくなった、というのが実情のようです。

本作「ハンターキラー」は原作のブレインとして原子力潜水艦の元艦長が協力していたとのこと。

なるほど、現代の最新鋭ともいえる原子力潜水艦を運用する迫力ある戦闘シーンや、観る側もじっと息を殺して手を握り締めるような潜水艦ならではの“沈黙”を丹念に描いていられたわけだ、と納得の力作でした。

【ハンターキラー 潜航せよ】あらすじ(ネタバレなし)

タンパ・ベイ撃沈

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

スカンジナビア半島のロシア側、コラ半島にほど近いバレンツ海で活動していたアメリカの原子力潜水艦タンパ・ベイが消息を絶ったある日、アメリカ国防総省はすぐさま捜索の潜水艦アーカンソーを差し向けました。

艦長に任命されたのはジョー・グラス。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

彼は海軍兵学校を出ているエリートではなく、ソナー員や魚雷担当などの任務に精通した現場主義の男でした。

氷の海の中で

ロシアの領海でもある海の底で、アーカンソーのクルーが見たものは、魚雷によって撃沈されたタンパ・ベイの残骸と、同様に沈んでいるロシアの潜水艦でした。

偵察カメラに映ったその姿は、内側から弾けるように爆発した痕跡。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

ロシアの潜水艦は、魚雷ではなく、破壊工作によって沈んでいたのです。

その時、ロシア側の警戒網に探知されたアーカンソーは魚雷をかわして潜航、しかし、ソナーに異音が探知されたのでした。

それは金属を叩く音。

ロシアの潜水艦には、生存者がいたのです。

グラス艦長は救難艇を差し向けて、3名のロシア人を救助し、アーカンソーに迎え入れたのでした。

以下、結末までのネタバレになります。ご注意ください。


スポンサーリンク


【ハンターキラー 潜航せよ】あらすじ(ネタバレ)

クーデター?!

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

ペンタゴンではドネガン統合参謀本部議長やフィスク海軍少将らがロシアの状況をモニターし続けており、その異常に気付いていました。

撃沈されたタンパ・ベイの件だけでなく、コラ半島を訪れていた大統領のザカリンの動向を探るために、特殊部隊シールズのチーム4名が現地に派遣され、偵察が始まったのです。

そこから送られてきた映像には、ペンタゴンだけではなく、ドーヴァー米大統領とそのスタッフも戦慄するようなシーンが映っていたのです

ザカリン大統領はロシア国防大臣ドゥロフに拉致され、側近たちは悉く撃ち殺され、海に放り込まれていたのです。

それは紛れもなく超大国ロシアの実権を奪取するクーデターでした。

ドゥロフの目的は米ロ開戦。

ドーヴァー大統領の決断により、シールズ隊長ビルは部下三人を率いてザカリン大統領を救出する、という前代未聞のミッションが始まったのです。

共闘

アーカンソーに収容したうちの一名は、ロシア海軍でも歴戦の勇士として知られたアンドロポフ艦長でした。

グラス艦長は、彼に、その乗艦はタンパ・ベイの魚雷ではなく、ドゥロフの破壊工作によって爆発・沈没したのだということ、そして現在ザカリン大統領が置かれている危険な状況について説明し、その状況を打破すべく協力してほしい、と申し出るのです。

その海はロシアの勢力下に在り、機雷が敷設された危険なエリアで、ピンガーを打つこともできないアーカンソーは進退窮まっていたのです。

状況を理解したアンドロポフ艦長は最善最良の道として協力を約束し、安全なルートの情報を提供。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

グラス艦長らは大統領救出のためにコラ半島へと深く静かに潜航していったのです。

シールズの奮闘

ロシアに潜入していたビル隊長らは、偵察部隊に狙撃された新兵のマルティネリを除く三名でザカリン大統領を救出に向かい、重傷を負いながらも逃げ延びた大統領の側近と合流しました。

彼らはドゥロフのいる軍司令部に突入し、側近の身を挺した犠牲の上に大統領を救助しますが、その逃避行の最中に部下二人を失ってしまいます。

大統領自身も銃撃を受けて重傷を負いましたがマルティネリの狙撃によって追手を阻み、ザカリン大統領をアーカンソーの救難艇に引き渡すことに成功したのです。

しかし、ビルは山中にただ一人取り残されたマルティネリを救助するために再び海に飛び込み、岸を目指したのでした。

ザカリン大統領を奪取されたドゥロフはロシア海軍の艦艇を差し向けてアーカンソーを撃沈する命令を下しましたが、その先兵となった駆逐艦に乗っていた兵士らは、アンドロポフ艦長がかつて育てた者ばかりだったのです。

アーカンソーにはザカリン大統領が乗艦していることを告げる無線を使える深度に上がることは無謀でしかなく、海底深くに潜んでいたグラスは、アンドロポフ艦長に頼んである秘策を実行したのです。

育てた者たち

駆逐艦のブリッジで、ソナーに集中していた若い兵士らは、自分たちの名前を呼ぶ懐かしい声に気づきました。

自分らが父とも慕ったアンドロポフ艦長が、無線ではなく、アーカンソーのスピーカーを通して一人一人に呼びかけていたのです。

スピーカーに切り替えられたそのソナーの音声は、アンドロポフ艦長が自らの意思でアーカンソーに乗船していること、そして大統領が反乱軍から救出されてここにいるのだと語りかけていました。

また、大統領自身も攻撃中止の命令を伝えましたが、ドゥロフは持てるミサイルを全て発射し、アーカンソーもろとも大統領を殺そうとしていたのです。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

その状況をモニターしていたペンタゴンのドネガン議長らはグラス艦長にロシア艦隊に向けて攻撃するようにと指示を出しましたが、アンドロポフ艦長とその教え子たちを信頼した彼は、その命令を最後まで出そうとはしませんでした。

ロシアの駆逐艦では、乗員らがアーカンソーへの攻撃を拒否。

ドゥロフは地上からありったけのミサイルをアーカンソーに向けて発射したのです。

迫るミサイルへの迎撃は叶わない、と思われた瞬間、そのミサイルが駆逐艦からの弾幕で全て撃ち落とされて火だるまになりました。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

アンドロポフ艦長の教え子らは、彼を信じ、大統領を守るという選択をしたのです。

反撃、そして…

グラス艦長はアーカンソーの安全が確保されたうえで、ドゥロフら反乱軍の巣窟であった海軍の司令部へとミサイルを発射し、完全に制圧。

これによって、大統領はその権限を取り戻し、米ロの戦争は回避されることとなったのでした。

命がけで作戦を支援したマルティネリはビルによって救助され、アーカンソーへ。

平穏を取り戻したコラ半島の海で、グラスはアンドロポフ艦長と大統領をロシア側に引き渡し、別れを告げていました。

「君ほど豪胆な艦長を私は知らない」

最大級の称賛をそのままアンドロポフに返したグラスは、握手の際に、自分がお守りのように持っていたコインを渡しました。

二人の間には、確実に強い信頼と絆が確かに培われていたのです。



スポンサーリンク


【ハンターキラー 潜航せよ】感想とレビュー

まず___「時代が変わったなぁ…」と思うところが随所に。

昔の潜水艦は、完全に男性の世界でしたが、アーカンソーには女性の通信員がいました。
そして、アメリカ大統領は女性です。

私の頭の中にあった潜水艦は、外の様子をうかがい知るにはピンガーを打ってソナー要員が耳で探知して操艦するというものでしたが、今は水中ドローンのような偵察システムがあるのですね(笑)。その運用も、テクノロジーも驚くことばかりでした。

さて、ジョー・グラス艦長の、現場を知り尽くしたたたき上げの風貌、カッコ良かったです。

ブリッジにいるメンバーも、人種を超えて参集している感じで、とても興味深かったですね。

特筆すべきキャラクターが一人。


唯一のアジア系と思われる幕僚のパーク。
彼は随所で良いお芝居を見せてくれていました。

チャイニーズ系かな?
他の作品でも見られると良いなぁと期待しています。


ペンタゴンのフィスク少将らを補佐し、冒頭から飛び回っていた国務省職員のジェインはリンダ・カーデリーニ。

彼女は日本でもなじみのあるドラマ「ER」でサマンサ・ダガート(シングルマザーの看護師、サム)を長い間演じており、よく知られています。

快活でフットワーク軽く飛び回るその姿は、物語の深刻さを中和してくれる清涼剤のような印象がありました。

そうか。
ホークアイの妻だったのか…次に観る時にはちゃんとチェックしておこう!

まとめ

潜水艦を描いた作品は、基本的にサスペンスの要素がいっぱいだと思っています。

他の艦艇や戦闘機などとはそのスピード感が違い、また、外界と遮断された狭い空間で起こる様々な事件に、観る側も五感を総動員することを求められるシーンがかなりあるからです。

今回も、潜航して息をひそめるように敵をやり過ごすシーンなどは、その様子にシンクロしてドキドキを味わいましたが、その反動でアーカンソーに向けられたミサイルが全て撃破されて火の玉が飛び散っていた様子には拍手したいほどの爽快感がありました。

グラス艦長を演じたジェラルト・バトラーはこれまでは激しくて派手なアクションを得意とする役者でしたが。

今回の思慮深く現場を知り尽くした艦長の緻密な作戦遂行は素晴らしかったです。

奇をてらうことなく。
信じられるものを信じ、そして託す。

その気持ちに応えたアンドロポフ艦長とその兵士らもまた、国を愛し、守ろうとする”普通の人”であったことが伝わる作品でした。

上映が終わるまでに、もう一回観てみたいですね。

まだ見ていない人には是非劇場で。

大きな画面と良質な音で疑似体験していただきたい作品です。

映画【ブラック・クランズマン】ネタバレ(あらすじ)「黒人警察官がKKKに潜入!」感想評価も 黒人警察官が白人至上主義の過激派団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」に潜入捜査した実話を、名匠スパイク・リーが風刺たっ...

映画【ブラック・クランズマン】ネタバレ(あらすじ)「黒人警察官がKKKに潜入!」感想評価も



スポンサーリンク